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LisM 本体 ビルドガイド

このドキュメントは、自作キーボードキット「LisM」の本体組み立て方を解説するビルドガイドです。
組み立てを始める前に、内容物をご確認ください。


内容物

部品名数量備考
メイン基板1
Seeed Studio XIAO nRF5284022025/11から同梱
電源スイッチ2MSK-12D19
リセットスイッチ2SKQYACE010
JSTコネクタ22p SMD Horizontal
JSTコネクタケーブル22p
ソケット40Kailh Choc V1, V2用
FFC (フレキシブルフラットケーブル)46pin 0.5mm Forward 10cm (2枚予備)
FFC (フレキシブルフラットケーブル)26pin 0.5mm Forward 5cm (予備)
マグネット83mm x 1mm
スパッジャー1FFCコネクタ用
紙ステンシル2XIAOリフロー用 (1枚予備)

ケースはフローティングデザインフラットデザインの2種類あります。
ボトムケース・電源スイッチカバーは共通です。

ケース

部品名モデル名備考
ボトムケース 左Left_BottomPart
ボトムケース 右Right_BottomPart
トップケース 左Left_Floating_TopPart
トップケース 右Right_Floating_TopPart
マイコンカバー 左Left_MCU_Cover
マイコンカバー 右Right_MCU_Cover
電源スイッチカバーLeft/Right_Switch左右共通

部品数量備考
3.7Vリチウムポリマーバッテリー2302040 ~ 302030型を推奨 (組み立てOP3を選択された方は取り付け済)
収縮チューブ or ビニールテープ1JST1.25コネクタ付きのバッテリーをご用意された方は不要
キースイッチ40Kailh Choc V1 または V2
キーキャップ4016.5mm x 16.5mm以下を推奨
USB-C ケーブル1PCとの接続用
滑り止め-+GRIPLUS+(グリップラス)がオススメ

  • はんだごて
  • はんだ
  • ピンセット
  • ニッパー
  • ドライバー (+)
  • やすり

リフローを行う場合:

工具名備考
はんだペースト低温 or 中温 (参考 🔗)
はんだペースト用工具ヘラ、スキージー、プラスチックカードなど
ホットプレート私が使用している物 🔗

メイン基板にXIAOとコネクタをリフローで取り付けます。(v1.1.0以降は電源スイッチも)
コネクタやスイッチは通常のはんだごてでも取り付け可能ですが、XIAOはリフローが必須です。

  1. 付属の紙ステンシルを基板の指定の場所にテープなどでしっかりと固定します。
    基板とステンシルの間に浮きがないように注意してください。
    ステンシル固定

  2. ステンシルの上からヘラなどではんだペーストを塗布します。
    (私は不要になったプラスチックカードを使用しています)
    はんだペースト塗布

  3. ステンシルをゆっくりと剥がし、XIAOとコネクタを所定の位置に載せます。

    XIAO配置

  4. ホットプレートで加熱し、リフローを行います。
    温度や時間は、使用するはんだペーストの仕様に従ってください。
    リフロー

  1. ペンチなどで折り、左右に分割してください。
    固い場合は、カッターで軽く切り込みを入れると割りやすくなります。
    基板の分割

  2. 分割した部分をやすりで滑らかに整えてください。
    やすりがけ

  1. 基板のシルク(印字)に合わせて、すべてのソケットをはんだ付けします。
    キーソケットのはんだ付け
  1. XIAOの裏SW_REST1へスイッチの両端をはんだ付けしてください。
    リセットスイッチのはんだ付け
(v1.0.0のみ) 電源スイッチ
  1. マスキングテープなどで位置を固定し、裏側から足をはんだ付けします。
    電源スイッチのはんだ付け

  2. ケースと干渉するため、はんだ付け後にはみ出た足はニッパーでカットしてください。

  1. 同梱のコネクタ付き配線を2cm程度の長さでカットして被覆を剥いてください。
    配線のカット
  2. (必要に応じて)予備はんだを付けてください。
    予備はんだ
  3. 収縮チューブを通した後、バッテリーの配線とはんだ付けしてください。 バッテリー配線のはんだ付け
  4. 収縮チューブで絶縁してください。
    配線の長さは、合計で3~4cm程度が理想です。
    収縮チューブでの絶縁
  1. 10cmのFFCをコネクタに取り付けてください。
    (モジュールを固定で使用する場合は5cmのFFCを使用してもOKです。)
    FFC

  2. 画像のようにケーブルを折り曲げておくと、ケース内で取り回しがしやすくなります。
    FFC_bend

  1. ボトムケースのモジュール部分にマグネットを取り付けます。

    定規などを使用して押さえて取り付けてください。
    magnet_set
    magnet_scale
    magnet_one
    magnet_all

  2. 電源スイッチにスイッチカバーを取り付けます。
    OFF側(手前側)に緑がくるように取り付けてください。
    pwr_switch

  3. ボトムケースにバッテリーを置きます。
    必要に応じて両面テープで固定し、キースイッチやキーソケットから保護してください。 battery

  4. 組み立てた基板を載せ、バッテリーを接続します。
    基板の配置

  1. トップケースをスイッチ側からひっかけるようにして装着し、ボトムケースにはめ込みます。
    top_case

  2. マイコンカバーを載せ、四隅を押さえて嵌めます。
    mcu_cover

  1. 画像を参考に引き出しやすい折り方で収納してください。
    FFCケーブルの収納1 FFCケーブルの収納2

お好みのキースイッチとキーキャップを取り付けて完成です。


PCに接続してファームウェアを書き込みます。
使用するモジュールに応じて、書き込むファームウェアが異なります。
詳細はファームウェアを参照してください。